2017年4月9日日曜日

感慨深かった日本週間

 テロのショックが消えないストックホルムです。今日は、「愛のマニフェスト」の名前で追悼集会がセルゲル広場で行われました。昨日、今日とテレビではテロに関する番組が継続して放送されており、事の大きさを感じます。

 今日は、今回が最後のとなった日本週間について書こうと思います。今回も大勢の方がボランティアにも関わらず、参加してくださりました。日本から2名の方、フィンランドから1名、スウェーデン国内から4名の方が参加してくださいました。参加してくださったみなさん、本当にありがとうございました。また、参加を予定していたけれど、都合により参加されることがなかった方も、参加しようと連絡をくださり、ありがとうございました。お会いすることはできませんでしたが、その気持ちだけで、とても嬉しかったです。

 今回もなんだかんだと内容が増え、結局1週間行うことになりました。日本週間の幕開けは、日本太鼓の演奏会とワークショップでした。演奏者の方が、もう少し席を離した方がいいと言われた意味がよくわかった演奏会で、とても大きな太鼓の音の迫力に生徒も職員も魅了されました。ワークショップは、みんな楽しそうに太鼓を叩いていました。アフリカの太鼓と比べて、叩き方に多少問題があっても強い日本太鼓は、うちの生徒たちにはよかったようで、職員も安心して、生徒たちに試させることができました。こうした機会はなかなかないので、本当にみんな喜んでいました。

 いつもの人気コーナー、簡単な茶道とお菓子。このコーナーは、いつもみんな大好きです。何度食べても興味深い日本のお菓子にみんな大喜びでした。お抹茶と煎茶を飲み、お菓子を食べた後は、折り紙。最後に紙飛行機大会をするので、紙飛行機をまず作りました。その後、イースターをテーマに折り紙をおりました。


日本の姉妹校から送られてきた十二支の紙粘土の作品。これは面白いと、十二支の始まりの物語を映像化し、生徒たちにもわかりやすくしました。十二支のお話の映像を見た後は、早速、自分は何年かを調べました。「僕は辰年じゃないと嫌だ」という生徒もいたりして大笑い。十二支の特徴もまとめておいたので、職員も自分の干支を知って、興味津々でした。自分の干支を知ったら、それを額にする図工をしました。


習字のコーナーも十二支のテーマで行いました。自分の干支を習字で書きました。


日本の姉妹校から送られてきた紙相撲は、毎年恒例のコーナー。何度も行なっているので、みんなよくわかっていて、楽しめる遊びです。


今年は、2名の学生さんが日本の歌のコーナーを受け持ってくれ、姉妹校から送られてきた「鯉のぼり」と「どんぐりころころ」を含む、5曲を披露してくれました。前日の夜に即興で大正琴を練習してくれて、連弾で弾いてくれたのには驚きました。とても美しい歌声でした。


姉妹校から送られてきた節分の鬼のお面を紹介したいと思い、節分についての説明の映像を作りました。その映像を見て勉強した後は、でんでん太鼓を作りました。簡単に音が出て遊べるデンデン太鼓にみんな楽しそうでした。

日本の曲を聴いて、絵を描くコーナーも毎回行なっています。曲を聴きながら、色を選び、絵を描く活動は心を落ち着かせるのか、生徒たちも穏やかに行います。

昨年に引き続き、ヨーヨー釣りも行いました。日本から来た方が持って来てくださったのですが、釣るという遊びこごろも楽しいようで、みんな楽しそうにヨーヨーを釣っていました。

 最後は、紙飛行機大会。順番に紙飛行機を投げて、誰のどの飛行機が一番遠くまで飛ばせたか、一目でわかりやすく、うちの生徒も楽しめました。

こんな感じで終わった日本週間。毎日忙しかったですが、その割には穏やかに時間が流れたように思いました。7回行なった日本週間も最後となるとやはり感慨深いものです。姉妹校のプロジェクトを通して、本当にたくさんの経験をさせてもらい、多くの思い出ができました。参加してくださった多くの方、本当にありがとうございました。日本から荷物を送ってくださった方々、本当にありがとうございました。

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