2016年9月11日日曜日

外国で仕事をしていると実感する瞬間

 喜怒哀楽の激しかった新年度も徐々に落ち着きを取り戻したかと思いきや、アシスタントの一人が、車椅子の生徒が多い私のクラスでは腰が痛くてやっていけないと言い出し、数週間のうちにメンバー交代の予定。さすがに9年目にもなるとこんなこともへっちゃらになり、「はい、そうですか。」と言える自分を褒めてあげたい。

 バタバタの毎日に嬉しいニュースが入ってきて、姉妹校の交流でうちの学校を訪問してくれた広島の学校の生徒さんが大学に受かったというメールが届きました。自分のことのように嬉しくなりました。スウェーデンに来てくれた時も、広島を訪れた時も、いろんな話をし、努力している姿に学ぶことが多くありました。このニュースとともに、姉妹校のプロジェクトが思い出されました。


 今日が9月11日。アメリカのワールドトレードセンターのテロがあった日ですが、この日の数日前にスウェーデンに到着した私は、このニュースを知り合ったばかりの友人たちから聞いて信じることができずにいたことを思い出します。あれから、早15年。スウェーデンで働くようになってから、もう10年以上が経ちますが、ここに来て、久しぶりに外国で働いているんだと実感することが多々。。。

 なんとなく、こちらでのアイデンティティを確立し、それとなく過ごせている時もあれば、そのアイデンディティに、自分の中ものものと外のものとのズレが生じ、「ここは、外国だなあ」と思わされる時があります。あんまり詳しく書けないけれど、ふと、思うんですよね。例えば、上司から頂いたアドバイスとか。面白いので書いてしまうと、働き始めた頃にもらったアドバイスが、

そんなに頻繁に「ごめんなさい」と言ってはいけない

でした。深刻な感じじゃなく、アドバイスよーと。「förlåt」は言うべきじゃないと。確かに口から出る回数多いし、実際にはそんなに思ってないからね。

今回頂いた面白いアドバイスが、

あなたにしか言わないけど、もっとエゴイスティックになるのよ!

でした。他の人には言えないけどと、念を押されましたが、どうなんだ、このアドバイス。。。ま、学ぶことの多い毎日です。


 生徒の一人が、思わぬ変化を見せており、その対応を悩んでいます。毎年同じような感じになりそうでならないのが教師という仕事の醍醐味だと思い、頑張ろうと思います。

 明日は大学への登校日で、仕事お休み〜。実はこういう日が結構息抜きで好きだったりする。学校の後は第一教諭のストックホルム地域の集まりに参加します。いろいろ学びの多い週の始め、楽しみです。




 

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