2015年8月17日月曜日

日常を楽しむ、には。。。

  先週の木曜日から勤務が開始し、長かった休暇が終わりました。6月中旬に日本へ向けて出発した日から、まるっと2ヶ月職場を離れていたからだけではないと思うのですが、初日2日間で現実を見せられたような。。。「ああ、こんなふうに働いていたなあ」と実感しました。夏の休暇が7週間ほどあると話すと言われる言葉が、「仕事もどれないんじゃないか」というもの。そうかもしれないなあと思いながら、この日常を楽しむことを考えようと思う月曜の朝です。

 スウェーデン各地の学校では、今週始まるところが多くあり、私の働いている学校は、木曜日が始業式になります。なのに、教室何も入っていない。。。夏休みの間に改装されることになっており、大変綺麗になっているけど、完成していないので、まだ引っ越せません。この引越しを今週行います。受け持ちの生徒は前もったことある子が中心なので、あまり心配していないのですが、高等部は授業形態を変えるので、他の先生との連携が難しい。時間がないので、なかなか決まらない。気長に行こうと思いつつ、他の人のストレスに巻き込まれ、自分のストレスに他人を巻き込み。。。

 こんな日常だったかなあとぼんやり思いながら、でも、今の学校8年目になり、役職もついていると、勤務開始前に届いていた校長からのメールが、学校検査局からの報告書について。ちょっと問題があったのですが、これ、私に送られてくるんだなあと思いながら読み、会議に行かなければいけないので、予定表に書き込み。。。中間管理職まではいかないけれど、教員とアシスタントという役割がはっきりしているスウェーデンの特別支援学校では、それなりの立場にいるんだなあと思いました。なんとなーくここまで来てしまったものとしては、不安いっぱいですが。。。


 次の休暇も楽しめるように、日常をしっかり楽しみたいと 思います。笑顔が一番、今週もがんばります。ブログでは、いつか書こうと思っていた宿題について書けたらと思っていますので、お時間あれば、また、お立ち寄りください。

2015年8月6日木曜日

8月6日に、アオギリの歌を

 今日は8月6日、70年前の今日、広島に原子爆弾が投下されました。ここでしっかり書いた記憶はあまりないのですが、わたしの働いている学校と姉妹校になっている特別支援学校は広島県にあります。広島県では、全ての県立高校が外国に姉妹校を持ち、交流を行うというプロジェクトを数年前に始めました。その一環としてうちの学校も姉妹校になり、スウェーデンからは、エレブロにある高校の福祉科も姉妹校になっていると聞いています。

 高校の修学旅行で広島を訪れた時には、何10年も後にスウェーデン人の同僚とともに訪れるとは思いもしませんでした。学生時代に一人旅でも来たので、広島はわたしにとって、故郷の次に思い出深い街になりました。

 何回も訪れている広島ですが、知らなかったのが、「被爆アオギリ」という木についてです。今回6月の訪問で教えていただきました。70年前の被爆にも負けずに生き残った木々の中の代表的なものだそうで、平和公園内、原爆資料館東館の北側にありました。このアオギリの樹から、広島県内の学校に苗木が渡されるそうで、姉妹校にもこのアオギリの樹がありました。希望をすると苗木がもらえるようで、修学旅行などで訪れた日本中の学校や世界にも渡されているようです。

 
 このアオギリの樹のそばで聴ける歌が、「アオギリの歌」です。わたしは聞いて泣けてしまって。。。歌は、2000年に広島市のミレニアム記念事業として「広島の歌」を公募し、小学3年生の小学3年生の子が作詞作曲したそうです。※Youtubeで検索すると聞けます。

 「アオギリの歌」

電車にゆられ 平和公園
やっと会えたね アオギリさん
小学校の校庭の木のお母さん

たくさん たくさん たね生んで
家族が増えたんだね よかったね

遠い昔のきずあとを 直してくれる アオギリの風
遠いあの日のかなしいできごと


資料館で見た 平和の絵 
いろんな国の 人々や 
わたしが みんなが 考えてゆく広島を
勇気をあつめちかいます
争いのない国 平和の 灯

遠い昔のできごとを わすれずに思うアオギリの うた
これから生まれてゆく広島を大切に

広島の願いは ただひとつ 
世界のみんなの明るい笑顔


 広島の学校と姉妹校になってわかったことに、広島では平和学習がわたしが受けてきた教育にはない形で重点を置いて行われていることがあります。人類が決して忘れてはいけない原子力爆弾の投下という歴史を様々な形で子供達に若者に伝え、世界に伝えていく学習が行われています。今日、原爆投下の日に、この歌を聞きながら、広島県内の学校で先生方が子供達と向き合っている姿を想像し、平和公園で行われている式典を見ました。

 このアオギリの歌、小学生の子が作ったという感じが少し残る、とても素直なメロディーで、広島の願いは、世界のみんなの明る笑顔というのにも心がとてもうたれます。広島の原爆の話などをしようとすると、わたしなどは難しく考えてしまうのですが、この歌詞には、率直な日本語であるからこそ伝わるものがあるように思います。

 70年たち、遠い昔の出来事になりつつある、広島と長崎のできごとを忘れずに、世界の人々が明るい笑顔で暮らせればと思う今日でした。