2015年5月3日日曜日

女性が動かすスウェーデンの政治




 気がつけば、5月になっていました。スウェーデンの学校の5月は、行事に終われる月なので、私も毎週のように行事が入っており、その計画と準備で忙しくしています。日本の姉妹校訪問も近づき、準備も佳境に入ってきています。

 つい最近ふと思ったのが、前政府の連立4政党の党首が全て女性になって、政権を握ったら、スウェーデンはどんな国になるんだろうかというもの。

 もうご存知の方も多いと思うのですが、つい最近キリスト教民主党の党首に、こちらの女性がなりました。エッバ・ブッシュ・トール(Ebba Busch Thor)さん。彼女、今までも時折若手のエース的存在で取り上げられてきており、今回、党首交代となったときに、現在妊娠中であることが党首になることへの問題にはならないという発言をしたことでも話題を呼びました。

写真:キリスト教民主党のホームページより


 そして、前にブログでも紹介した中央党の党首、アニー・ローブ(Annie Lööf)さん。こちらも4月の半ばに現在妊娠中で秋頃お母さんになることを発表しました。


写真:中央党のホームページより

 前首相の後をついで、穏健党の党首になったのが、こちら。アンナ・シンバリィ・バトラー(Anna Kinberg Batra)さん。女の子のお子さんがいるお母さんです。

写真:穏健党のホームページより

連立で組んでいくかどうかは別問題としても、残りは自由党のみ。こちらも党首交代といわれているので、例えば、この方、ブリギッタ・オルソン(Brigitta Ohlsson)さんなんかがなれば、いよいよ女性の党首がそろいます。彼女は、しばらく育児休暇をとっていて、4月に政治に復帰したばかり。
Birgitta 2013
写真:自由党のホームページより

こんな女性の党首が4人そろって野党として活躍したら、スウェーデンの政治はどんなふうになるのかなあと思います。どの方も、家庭を持ち、子供を産み、育てている(育てようとしている)ところもすごいなあと思います。そんな日が来るか来ないかはわからないけれど、こうして年齢、性別に関わらず、活躍できるというのは良いことであると思います。


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