2014年2月16日日曜日

問題のある生徒を救う携帯やパソコン

その昔、日本人補習学校で努めていたときに、そこで学ぶ子どもたちを見ながら、日本語の文章はパソコンで書ければいいんじゃないかと思っていました。日本を離れて10年以上になり、私の日本語はかなり怪しくなりました。こうしてブログを書いたり、ちょこちょこと書かせていただいている観光ガイドを書いたりしなかったら、私の日本語力は、とうの昔に地に落ちていただろうと思います。そんな私を救ったのは、やはり、パソコンなどの技術です。

 今日の新聞をちらちらっとめくっていて、こういった様々な技術が問題のある子どもたちを救っているいう結果が出ていました。時間の管理や記憶、注意力に多少問題のある生徒が、パソコンやスマートフォンなどのカレンダー機能や文章を読み取る昨日のあるマウスといった技術の利用を促した結果、欠席率が減り、73%の生徒の成績が良くなったという結果が出たそうです。この調査には、不安定な体に対する援助としてボールの入ったマットみたいなものも用いられたそうです。写真を探したのですが、見つからなかったので、説明を少しすると、ボールが入った布団みたいなのがあり、多くの自閉症の方などが夜寝るときなどに使用しています。不安定さを和らげるために、普通の布団よりも多少重みがあるほうがよいとされ、効果があります。ボールよりも重いものとなると、鎖の入ったものもあり、うちの生徒でも使用している子がいます。
 この調査で使われたのは、そういったボールの布団の小さいタイプで、膝掛けくらいの形のものではないかと想像しています。値段は高いのですが、前々から、うちの学校にあればと思うのがこちら。
 同じような考えで、座るとちょうど肩とおなかのあたりにちょっと重さのあるカバーをして座ることで、不安定な気持ちを和らげ、体を落ち着かせる効果があります。こういった補助器具を他のものと同様に使用したそうです。

 障がいを持たない子どもが、早期にこういった様々な支援技術によって、少し問題がある程度の頃に手だてをうつというのは重要であるように思います。今後、より多くの研究がされることによって、多くの子どもたちが早期に様々な支援機器を使用できるようになればよいと思うばかりです。