2011年6月24日金曜日

フィンランドとスウェーデンの学校の違い1

北欧と簡単にいっても、実はかなり教育のあり方は違います。わたしの個人的な印象だと、特殊教育に限っていえば、ノルウェーはやり方を変えずひたすら同じ方法をつらぬいており、それなりの成果を挙げているのに対して、スウェーデンは、ころころと変えることにより、よいほうに転んだり、悪いほうに転んだりしている感じがします。
 また、一般の学校に限れば、近年、成果を挙げているのはフィンランドでしょう。ピサの統計でもよい成果を着実にあげ、数年維持してきています。反対にスウェーデンは、毎年毎年落としていっているので、どこか問題があるのだとうかといわれています。が、専門家はそういう危機感を持ちつつも、ピサの統計は統計であり、はっきりとしたことはわからない、結局は政治が絡んでいるなんていう声も聞こえ、それだけでは教育が語れないのは確かです。
 DN(スウェーデンの新聞)の2011年4月6日にルンド大学の先生が書いたフィンランドの学校についての記事が載っていたので、それをもとにフィンランドとスウェーデンの学校の違いを書いていきたいと思います。

 まずは、教育要領、カリキュラムの違い。
面白い表現がしてありました。
「フィンランドの学校のカリキュラムは、賢くて実践的な内容になっており、合理的な目標が掲げられており、相対的に明確な用語で表現されている。」

ここまではっきり書かれるとスウェーデンのカリキュラムがいかなるものか、頭を抱えたくなります。でも、事実なんですよね。この春ごろから、秋から用いられる新しいカリキュラムが発表されて読むことができるようになったのですが、一様にして先生方は、明確になっていてよいといいます。わたしもそう思います。前のよりもかなり明確になっています。それでも、日本から比べればかーなりあいまいではありますが。

それにしても、賢くてという部分。スウェーデンのは賢くないのだろうか。実践的でもなくて、合理的でない内容で、そのうえ、あいまいな言葉で適当にかたられているのが、スウェーデンのカリキュラムなんだろうか。。。フィンランドのカリキュラムを見たことがないので、なんともいえないが。。。

そして、フィンランドの低学年で重要視されているのが、

読解力
だそうです。かなり重要で力を入れているそうです。理由が、この読解力が結局のところ、算数や数学、理科系科目の基礎になるからだそうです。

そうなんですよね。高校のとき、一応進学校と言われる学校の普通科に在籍していたわたし。そのときに、浪人するかどうかを決めるのに重要なのが、国語の点数だといわれました。国語ができない人は浪人しても芽が出ない可能性が高く、国語ができていれば、ほかは何とかなるということでした。

結局言葉を解して学んでいるので、母国語の読解力がない場合はくるしいだろうから、そこにまず、最初に手を入れる教育方針を採っているんですねえ。

これに関して、目を引いたのが、

フィンランドでは、大学の教育課程に入るのが難しいのですが、そのことはまた後で書くとして、大学の教育課程に、スウェーデン語を母国語とする学生出すら、入学は難しいそうです。これは、もちろん上記と関連しており、教師の国語、読解能力、言語能力が結局子どもを左右するためフィンランド語ができない人を適任者としないということでした。

そうか。。。そうなると、わたしはフィンランドで先生になるのは難しいんだろうなあと思ってしまいました。スウェーデンでよかったかなあと。当たり前のことだし、わかるんだけど、こうはっきりと書かれていたり国の政策だったりすると、ふーんと思ってしまいます。言語って大切ですものね。わたしも日々努力です。スウェーデン語も日本語も。

長くなったので、続きは次に。


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